ZEH住宅って何?光熱費が安くなるってホント?

公開日:2022/10/01   最終更新日:2022/10/19

近年大いに話題となっている「ZEH」という言葉をご存じでしょうか。通称・ゼッチと呼ばれているもので、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを意味しています。環境への配慮が行き届いた新しい住まいの在り方であるZEHとは一体どんな住宅なのでしょうか。この記事ではZEHの特徴について、光熱費などの観点から詳しく解説します。

ZEH住宅とは

現在住まいを新たに設計する方は、ネット上などの情報で「ZEH」というキーワードに触れる機会が多いのではないでしょうか。ZEHとはエネルギーの創出と消費について今まで以上に考慮し、ご家庭で作るエネルギーが消費を上回るような設計を目指す住まいのことを意味します。

つまり、ZEHの意味である「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」とはエネルギーの収支についてゼロ以下に下げること目指す、という意味なのです。こうした環境への配慮が進んでいる背景には、世界規模で進むエネルギー不足が挙げられます。

近年日本においても電力消費量が伸びやすい夏季や冬季は節電を国レベルで呼びかけることが増加しています。一般住宅ではこれまで使いたいだけ電力を消費することが多かったですが、太陽光パネルの導入などを通して省エネ意識を向上させることが求められているのです。

現在日本政府は国を挙げてZEHに対応できるように政策を整えており、経済産業庁の関連組織である「資源エネルギー庁」を中心に2030年までに新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置することを目標としています。

また、既存の住宅においては電力の創出自体は難しくても、省エネ設備をご家庭に導入することで消費電力量を下げることも大切です。

ZEH住宅にはさまざまなメリットがある

国を挙げて取り組みが進んでいるZEH住宅ですが、実際に導入をするとどんなメリットを得られるのでしょうか。現在の住まいよりも省エネ志向が進むZEH住宅には以下4つのメリットがあります。

断熱効果の高い家が完成する

省エネを強く意識して設計されるZEH住宅は、断熱材を駆使した住まいが完成します。断熱材の効果は主に2つあり、冬季は屋内の熱を外部に漏らさないため温かくて過ごしやすくなります。

夏季は外部からの熱を遮ってくれるので、涼しい屋内空間を維持できます。断熱性の向上は季節に左右されない、過ごしやすい空間を創出できます。

省エネ効果により光熱費が下がる

ZEH住宅は断熱効果があり、効率よく暖房・冷房器具を活用できるため、消費電力量が低下します。つまり、省エネ効果が進むことによって光熱費の料金が下がるのです。環境だけではなく、お財布にも優しい住まいが完成します。

電気を創ることができる

ZEH住宅を作る際には、太陽光発電の導入も進められています。自宅で電気を消費するだけではなく、電気を創出できるのです。まさに電気の地産地消を自宅で実現できます。

電気を多く発電できる場合は電気料金から解放されるのです。また、備蓄電力を所有できるため急な停電や災害にも備えることが可能です。

補助金がある

国を挙げて導入が進められているZEH住宅は、現在補助金も用意されています。一定の条件をクリアしていると最大105万円までの補助金を受け取ることが可能です。補助金が用意されている間にお得な住まいを手に入れることがおすすめです。

ZEH導入において注意すべきポイントは?

魅力がいっぱい詰まっているZEH住宅ですが、実際に導入をするにあたって知っておくべき注意点はあるでしょうか。主な注意点は以下のとおりです。

建築コストについて

ZEH住宅は今後の環境や住まいを見据えたハイテクな建築のため、実際に導入をするにあたっては建築コストがかかることを知っておく必要があります。太陽光パネルの導入や設置、断熱材の施工などは材料としてのコストもかかるためです。設備の導入として高額の費用が生じるため、コストに関しては慎重に判断をする必要があります。

太陽光発電の収益化は難しい

ZEH住宅のポイントの1つが太陽光発電ですが、安定して電気を創ることはできても収益化を目指すことは難しいとされています。

自宅の屋根部分を有効活用するだけであれば、自宅内部の消費電力をまかなえたとしても売電をできる量を生み出すことはまだまだ難しいのです。設置の際にかかったコストを回収したいと考えても、収益化した上での回収は期待できない可能性があります。

デザインが思うように決められないことも

太陽光発電パネルの設置や省エネを意識した住まいの形状を設計すると、自分が望むような住まいにはならない可能性があります。屋根の向きや形状、断熱材の施工による家の設計など省エネ志向の住まいを優先すると、デザインにこだわることが難しいのです。

理想の住まいと実際に施工できる住まいに乖離が生じる可能性があります。設計に関しては念入りに打ち合わせを行うことが望ましいでしょう。

まとめ

この記事では国を挙げて取り組みが進んでいるZEH住宅について、光熱費の観点から詳しく解説を行いました。地球規模で環境の変化が進んでいる今だからこそ、個人の住まいに関しても環境や省エネを見据えることが重要です。現在は補助金の制度も充実しているため、導入の大きなチャンスです。この機会にじっくりと検討してはいかがでしょうか。

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