素人でもできる?注文住宅のメンテナンスできれいに保つべきポイントとは

公開日:2022/10/15   最終更新日:2022/10/19

せっかく手に入れた新しい住まいなら、いつまでも美しく保ちたいものです。しかし、日常生活には仕事や家事が盛りだくさんであり、大切な住まいのメンテナンスに悩んでいる人も多いでしょう。では、素人の方でもできる注文住宅のメンテナンス方法とは何でしょうか。この記事ではメンテナンスをポイント別に紹介します。

メンテナンスポイント①:水回り

住宅のメンテナンスは素人レベルでは難しい、そんなイメージが先行していますが決して難しいものではありません。まずは水回りについて考えてみましょう。

毎日使う水回りの設備については、メンテナンス時期は約10年といわれています。新築・中古住宅などで設備を新調したばあいには、まず10年程度を迎えると大掛かりなメンテナンスが必要とされると覚えておきましょう。

水回りの具体的な設備の不具合に関しては15~20年程度を目安に発生しやすくなります。しかし、メーカー保証の部品などは10年程度を目安に廃盤となることがあるのです。

そのため不具合が起きやすくなる前に、メンテナンスを実施するようにしましょう。では、日常生活における素人でもできるメンテナンスとはどのようなものでしょうか。

こまめな掃除と部品交換

キッチンやトイレ、浴室など暮らしに欠かせない水回りの設備は毎日水をふんだんに使います。上記で解説したように不具合が起きやすくなる目安は設置後15年以上とされていますが、家族人数が多く使用頻度が多い場合には劣化が早まる可能性も高いでしょう。

水回り設備にはプラスチック素材の部品が多用されていることがあり、濡れる状態と乾燥の状態を繰り返していくと次第にプラスチックにダメージが浸透し、割れやすくなります。

部品部分にひび割れや異音が発生したら、まずは部品交換を行うようにしましょう。こまめに劣化した部品を交換しておくことで、水漏れのトラブルや水回り設備の急な故障も防ぐことができます。

また、水回りは黒カビや水垢が起こりやすく放置してしまうと故障の原因につながります。こまめに掃除をすることで故障を防ぐことにつながります。

メンテナンスポイント②:壁紙

普段の生活の中で意外と汚れが蓄積されていくのが「壁紙」です。内装の中でももっとも多くの面積を占めるものであり、油汚れなどが蓄積されていきます。お子さんが小さいご家庭や、犬や猫などのペットがいる場合には壁紙の下部に汚れが生じることも多いでしょう。

では、壁紙をメンテナンスするにはどうするべきでしょうか。汚れや傷などの壁紙へのダメージが目立つようになったら張替えを検討することがベストです。壁紙はおおよそ10年程度で交換時期といわれていますがもちろん、コストがかかるのも事実です。

汚れを水拭きできれば幸いなのですが、湿気などの滞留につながってしまう可能性があります。壁紙のメンテナンスは慎重に行いましょう。掃除方法は以下です。

手垢などは壁紙用掃除シートを使う

市販されている壁紙用の掃除シートは含んでいる水分量も少ないため湿気が滞留しにくいという特徴があります。仕上げには乾拭きをしておくことでカビの発生を防げるでしょう。

ホコリ汚れははたきを

昭和のご家庭のイメージがあるかもしれませんが、はたきは1つご自宅に備えておくことがおすすめです。さまざまな場所のメンテナンスに応用できます。壁紙にはホコリが付着しやすく、ふと気が付くと天井付近にごっそりとホコリが滞留していることがあります。

ホコリの放置はハウスダストの原因です。また、湿気を帯びてしまうとカビがついてしまい、壁紙を汚す原因になります。早めに除去することがおすすめです。はたきを使えば壁紙を傷めずに汚れが除去できます。

メンテナンスポイント③:外壁・屋根・バルコニーなど

住まいの中で汚れが目につきやすいは、水回りや壁紙といった内装部分が多いですが、紫外線や雨風に晒されている外壁や屋根、バルコニーなどの外装部分も汚れが気になるところです。では、住まいの外部にあたる部分はどのようにメンテナンスを行うとよいでしょうか。

外壁や屋根のメンテナンスは10年が目安

現在多くの日本の住まいに使われている外壁や屋根の塗装は、耐用年数が10年前後とされています。この時期にはひび割れや塗膜の剥がれが生じることが多いため、まずメンテナンスを検討しましょう。

普段のメンテナンスとしてはこまめに外壁を見ておくことが重要です。塗装はプロによる塗り替えや補修を行っておくことで外壁材本体へのダメージを防ぐことができます。

防水関係のメンテナンスも必須

バルコニーや屋根には雨水から住まいを守るために防水工事が実施されています。しかし、防水に使用されているシートにも耐用年数があります。ひび割れや剥がれなどの症状が見られたら防水効果が落ちており、住まいの外壁などに浸水してしまう可能性があります。

こちらも外壁塗装などと同様に早めに塗装やトップコートの塗り直しなどがおすすめです。劣化を見つけたら早めにメンテナンスを依頼しましょう。日常のケアとしては、防水効果を保つために排水溝の汚れをこまめに除去しておくことがおすすめです。

まとめ

この記事では注文住宅のメンテナンスについて、素人でもできるという視点も踏まえながら詳しく解説を行いました。メンテナンス内容によってはプロによる補修が必要ですが、まずは日常的にこまめな掃除や違和感への対応を怠らないようにしましょう。注文住宅をいつまでも美しく保つためには、掃除という些細な努力こそが実を結ぶのです。

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