リラックスできるお風呂を作るにはどれくらいの広さがあればいいの?
せっかく家を建てるなら、1日の疲れをリフレッシュする空間であるお風呂にもしっかりこだわりたいものです。しかし、いざお風呂のサイズを決めるとなると「リラックスできるお風呂の広さはどれくらい?」「標準的なお風呂のサイズは?」といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お風呂のサイズについて紹介します。
みんなが悩みがちな浴室のサイズ問題
一般的な戸建て住宅における浴室のサイズは、0.75坪・1坪・1.25坪・1.5坪と4種類のサイズ展開があります。どのサイズにするべきか悩む方も多い浴室ですが、まずはそれぞれのサイズの特徴を把握しておきましょう。
0.75坪サイズ
0.75坪サイズは、畳1.5枚分の小さめなサイズのお風呂です。賃貸住宅で多く採用されているサイズで、浴槽の内寸が1m前後となるため、足をしっかり伸ばして入るのが難しい場合もあります。
全体の面積がせまめなので、掃除がラクという点はメリットだといえるでしょう。浴室内の乾燥も短時間で完了するので、衛生的な環境を保ちやすいという特徴があります。
1坪サイズ
戸建て住宅でもっとも一般的なのが1坪サイズのお風呂です。畳2枚分の大きさで、浴槽と洗い場が同じ大きさで配置されています。
ちょうど足を伸ばして入れるくらいの浴槽の大きさで、広すぎることもないので手入れも比較的簡単です。標準仕様として採用されていることも多く、とくにこだわりがない場合はこのサイズを選ぶのが無難でしょう。
1.25坪サイズ
1.25坪サイズのお風呂は、畳2.5枚分の大きさです。浴槽の大きさは1坪サイズと同じですが、洗い場の奥行きが広くなります。洗い場を広く使えるので、子どもと一緒に入る場合や、介助が必要な場合におすすめです。
1.5坪サイズ
1.5坪サイズは、畳3枚分とかなり大きなお風呂です。1坪サイズと比べると浴槽も洗い場もかなり広く感じられるでしょう。
子どもたちと一緒に長時間湯船に浸かっても窮屈に感じないので、家族のコミュニケーションの場としてお風呂を使いたい方にもおすすめです。広い浴槽では体を大きく動かすストレッチやマッサージなどもしやすく、お風呂の楽しみ方が広がるでしょう。
脱衣所や洗面台の配置について
お風呂のサイズを考える際に一緒に検討したいのが脱衣所や洗面台の配置です。使い勝手やライフスタイルを考慮して配置するとよいでしょう。
脱衣所と洗面は分けるのがおすすめ
お風呂と隣り合うことが多い脱衣所は、洗面と分けることをおすすめします。洗面と脱衣室が一緒になっている場合、洗濯機や洗剤、タオルなど必要なものが多いため、どうしても窮屈さを感じてしまいます。
また、脱衣室内に洗濯物を干す場合、手や顔を洗う際に洗濯物が邪魔になってしまうことが考えられます。脱衣所と洗面を別に分けておくと、このような問題もなく快適に過ごせるのではないでしょうか。
洗面はキッチンから見える位置がおすすめ
洗面はキッチンから見えるところに配置するのがおすすめです。子どもが帰ってくる夕方の時間は、ご飯の準備でキッチンに立っていることも多いでしょう。キッチンから洗面が見えると、子どもが手洗いをしている様子を自然に確認できます。
とくに感染症の流行で手洗いの重要性が高まっている昨今では、これまで以上に子どもの手洗いを気にかけてあげられる環境をつくりたいものです。新居づくりにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
一番人気なのは1坪サイズ?
数種類から選べるお風呂のサイズですが、中でも一番人気なのは定番の1坪サイズです。次のような理由から1坪サイズを選ぶ人が多いようです。
もっともベーシックな1坪サイズ
1坪サイズのお風呂は、ちょうど足を伸ばして入れる浴槽と手入れの行き届きやすい手頃さを兼ね備えていることが人気のポイントだといえるでしょう。広すぎないため浴室が冷えにくく、ゆっくりとお風呂の時間を楽しむこともできます。
多くのハウスメーカーで1坪サイズが標準仕様として装備されているので、変更せずにそのまま採用している人も多く、定番として根強い人気を誇っています。
追加費用分をほかにまわせるというメリットも
標準仕様の1坪サイズを選ぶことで追加費用を抑えられ、その分を浴槽のグレードアップや浴室乾燥設備、またはお風呂以外の部分にまわせるというメリットもあります。浴室の広さにとくにこだわらない場合は、充分リラックスできる広さである1坪サイズにして、追加費用分でそのほかの設備を充実させるのというのも賢い選択でしょう。
まとめ
お風呂の大きさを決める際は、実際にメーカーのショールームに足を運んでみることをおすすめします。ショールームでは実際のユニットバスで浴槽に座ってみる、体を洗う動きをしてみるなど浴室の広さを確かめることができます。
最近では、同じ坪数でも内寸を広く仕上げている浴槽なども出ているので、ショールームで体感しながら、家族のくつろぎ空間となる浴室の広さを検討してみてはいかがでしょうか。