注文住宅に必要なエアコンの台数は?必要な数を考えてみよう!
注文住宅を建てるときに必要なエアコンの数は、生活スタイルや家の性能によって異なります。これから建てる家がどんな環境でどのように暮らすのかを考えながら取り付けるエアコンを選びましょう。この記事では、家によって必要なエアコンの台数や、エアコンの選び方について詳しく解説します。快適な家づくりのための参考にしてくださいね。
注文住宅に必要なエアコンの数は?
注文住宅に何台のエアコンが必要かは、家族の人数や間取り、生活スタイルによって違います。仮に3LDKの家ですべての部屋にエアコンをつけるなら4台は必要ですが、あまり使わない部屋にエアコンは必要ないのなら、台数はもっと少なくてもよいでしょう。ここでは、必要なエアコンの数を考えるときのポイントをお伝えします。
家族の人数や生活スタイル
3LDKの家に3人家族で住む場合、まずはリビングにエアコンが必要だと思います。ほかに夫婦の寝室が1部屋、子ども部屋が1部屋あり、もう1部屋は使用目的が決まっていないとします。その場合は、空いた部屋にはエアコンはなくてもよいかもしれません。
また、寝室は夜に寝るだけの部屋だからエアコンはいらないという人もいるかもしれません。エアコンはあとから取り付けることもできるので、まずは自分たちがその家でどんな暮らしをするのかを考えてエアコンの必要な数を決めましょう。
住宅性能のグレード
最近は高断熱・高気密などの高い性能を満たした住宅が増えているため、冷暖房の効きがよければ各階に1台ずつのエアコンで過ごせる場合もあります。
また、全館空調システムを取り入れた住宅なら、1台のエアコンで家中の温度を管理するため、エアコンは1台ということになります。これから建てる家の住宅性能に合わせてどんなエアコンを付けるのか、何台必要なのかを決めていきましょう。
エアコンについてどこに相談したほうがいい?
エアコンについてどこに相談しようかと考えたときにまず思い浮かぶのは、量販店などの電気屋ではないでしょうか。もちろん電気屋でも家に合ったエアコンを選んでくれますが、新築の注文住宅にとりつける場合は少し注意が必要です。基本的に、電気屋でエアコンを選ぶ際の判断基準は部屋の広さや家の建築工法(木造か鉄骨かなど)です。
しかし、住宅性能や間取りによって最適なエアコンはさまざまです。エアコンは8畳用、14畳用など部屋の広さに合わせたサイズが用意されていますが、断熱性能の高い住宅なら必ずしもその広さに合ったエアコンでなくても充分な場合もあります。
家の断熱性能も考えてエアコンを選ぶことが大切なので、これから建てる注文住宅のエアコンについては家を建ててもらう住宅会社や工務店に相談することをおすすめします。
エアコンを選ぶ際のチェックポイント
エアコンを選ぶとき、まず気になるのはエアコンの性能ですが、ほかにもチェックしておきたいポイントがいくつかあります。事前によく確認し、間違ったエアコン選びをしないように気をつけましょう。
部屋の用途に合っているか
まずはどのような目的で使われる部屋なのかを考え、適切な性能を満たしたエアコンを選びましょう。リビングは家族が過ごす時間が長く、快適に過ごしたい場所なのでエアコンはできる限り高機能なものを選ぶのがよいでしょう。過ごす時間が短くほとんど使わない部屋なら、最低限の性能のエアコンでも充分かもしれません。
窓の位置や日当たり
家の立地や窓の位置による日当たり具合もチェックすべきポイントのひとつです。南向きだと夏はとても暑い、北向きだと冬が寒いなど部屋ごとに環境は違います。
部屋の広さに合ったエアコンを買ったのに効きが悪くなってしまうこともあるでしょう。部屋が8畳であっても14畳用のエアコンを取り付けたほうが効率的で、光熱費が抑えられる可能性もあります。
エアコンと室外機の設置スペース
エアコンを取り付ける場所のスペースについても確認が必要です。機種にもよりますが、取り付ける際にはエアコンと天井の間や左右の壁との間に5cm空けるなど、スペースを確保しなければなりません。室外機も同様に周囲を空ける必要があるのでスペースを確保できるかチェックが必要です。
コンセントの形状とアンペア数
エアコンは機種によってプラグの形状がさまざまなので、家のコンセントに合う形状でなければなりません。もし取り付けたいエアコンのプラグと家のコンセントが合わない場合は、コンセントの取り替え工事が必要です。
また、取り付ける部屋のアンペア数を確認し、エアコンを安全に稼働できるかどうかを確認しましょう。広い部屋で使うエアコンは電圧が200Vであることが多いですが、その場合、家のアンペア数は50Vあったほうが安心です。
まとめ
注文住宅に必要なエアコンの数と選び方についてお伝えしました。エアコンが何台必要かはそれぞれの家庭の生活スタイルによっても違うので、部屋の使用頻度などを考えて決めていきましょう。
エアコン選びで失敗しないためには、家の性能を理解することも大切です。注文住宅に取り付けるエアコンについては、家を建てる住宅会社や工務店に相談するようにしましょう。エアコンを選ぶときは事前にチェックするべきポイントがあるので、今回の記事を参考に失敗のないエアコン選びをしてくださいね。